高校生環境学習推進事業『あいちの未来クリエイト部』 名古屋市立工芸高等学校 第2回調査研究を実施しました!

2019/09/05

 8月28日(水)に『あいちの未来クリエイト部』名古屋市立工芸高等学校の第2回調査研究が、名古屋大学減災館で行われました。同校は、様々な分野の専門家への聞き取りから、幅広い視点で災害の原因となっている環境について研究する予定です。
 第2回調査研究では、名古屋大学減災連携研究センターの西川智教授に専門家を務めていただきました。
 まずは自由に減災館の展示を見学しました。展示物は多種多様で、どれも分かりやすく・楽しく減災について学べるような工夫が凝らされていました。


 見学開始!
 
工夫を凝らした展示品がたくさん

 次に西川教授のギャラリートークをお聞きしました。「もし、あの災害の1日前に戻れたら」と題して、いかにして「自分は大丈夫」という人間の心理の落とし穴を埋め、個々人がわがことのように災害予防の行動をとるように促せるかについて、様々な事例に基づきご説明いただきました。トーク終了後、館内展示の一つである、五感で地震の揺れを体感するシステム「BiCURI」の実演を見学しました。


「BiCURI」の実演を体験

 その後、今までの活動成果を西川先生の前で発表し、コメントをいただきました。
【先生のコメント】(要約)
・「環境」とは誰にとっての環境か?例えば基礎からしっかり高潮堤防を建設すると陸地側への海水の浸入を減らせるので、井戸水を使う人には水に塩が混じらないため利益となるが、塩が入る土地の方が美味しさが増すトマトでは、それを栽培する農家にとっては不利益となる。
・つまり「環境」とは誰にとって、どの程度のものなのかを考える必要がある。
・「災害」とは、ある日突然「人間にとって」都合の悪いことが起きる事。無人の砂漠で地震がおきてもそれは災害としてカウントされない。
・大雨がふれば山が崩れるのは自然現象としてみれば当たり前のこと。世間一般の常識でものを図らないことが重要である。


活動成果を発表
 

西川先生のコメント

 先生からいただいたコメントを参考に今後の調査研究活動について話し合いました。 

今後の活動についての話し合い

 高校生からは、展示見学については、「最新機器も使用することでリアルに体験できて凄いと思った。」、「専門的な人と会話して、置いてあった資料、シミュレーションを見て自分たちがどんなものを作ることができるか考えることができた。」といった感想がありました。また、西川先生との話し合いのなかからは、「(災害も環境も絶対普遍なものではなく)誰の環境かによって変わるかが盲点で面白かった。」「様々な視点から様々なことを考えることが大事。」などの気付き・感想がありました。
 次回も乞うご期待ください!

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あいち未来のクリエイト部事務局